ご挨拶

第6回日本免疫不全・自己炎症学会総会・学術集会
会頭 井田 弘明
久留米大学医学部呼吸器神経膠原病内科 教授

 この度、第6回日本免疫不全・自己炎症学会総会・学術集会を2023年2月11日(土・祝日)、12日(日)の2日間に亘り、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターを現地会場として、Web配信・参加も併用したハイブリッド開催をする運びとなりました。本学会は、原発性免疫不全症と自己炎症性疾患の臨床および基礎研究を日々行われている先生方、400名以上の参加が見込まれています。
 今回の学会では、「私たちの免疫をいかに操るか」をテーマといたしました。原発性免疫不全症および自己炎症性疾患の治療に焦点を当てたいと思っています。例年どおり、特別講演、プレナリーレクチャー、シンポジウムなどを企画する予定です。原発性免疫不全症と自己炎症性疾患は遺伝子変異が関係しているものの、患者さんは全世代にわたり、多くの臓器を障害します。そのため、小児科、内科、皮膚科、眼科など多くの臨床科の先生方が携わっている疾患であり、また、多くのレベルの高い基礎研究が行われている領域でもあります。本学会が最新の臨床的知見や基礎研究の情報交換の場となることで、各疾患の病因病態解明、新規治療薬の開発につながり、患者さんの日常生活が少しでも改善されることを期待しています。
 多くの皆様のご参加をお待ちしています。